【雑】 フォルダの組み方
最近エグゼ始めました!っていう新規の方がちょくちょく増えてきたり減ったりしてて喜んだり悲しんだりしてます。
ただ、当時から対戦してて何となく覚えてる人はともかく、たまにフォルダ構築やロックマンのカスタマイズが怪しげな人を見かけたりするので、「ストーリーはクリアできたけど対戦は勝手が違いすぎてよくわかんない」っていう人向けになんとなくで記事を書いてみます。
なお書いてる本人はエグゼ6以外の対戦は殆ど経験がないので、エグゼ6基準で書いていきます。
ロックマンエグゼの対人ゲーム性
このゲームは
「チップ30枚からなるデッキ(フォルダ)を用いた非ターン性のカードゲーム」
「武器(チップや溜め撃ちなど)を使って戦う対人アクションゲーム」
の二面があります。それに加えて、
「改造カード、ナビカスタマイズ構築でデッキとアクションの両方をカバーする」
必要があり、三つのうちどれかひとつでも甘えがあるとなかなか勝てません。
対人アクションゲーの部分、立ち回りや武器を使う細かいタイミングはやっていけば慣れるけど、慣れるためにはまずまともなデッキ構築とカスタム構築が必要になります。
戦法コンセプトを考える
ストーリーをクリアしていく上で戦っていくキャラクターが操るネットナビやウィルスと違って、対人戦では適当に攻撃チップを使っても割と当たりません。
強そうなチップを入れてコードを揃えて殴ってれば勝てるわけでもないんです。
まず、これから作ろうとしているフォルダでどんな勝ち方をしたいかを考えましょう。勝ち筋、勝ちパターン、これらが必要です。
例えば↓
ダストバグデス
ダストクロスを維持し、クロスの能力であるダストシュートででカスタム画面のチップをひたすら回し、できる限り早くバグデスサンダーを引き、エリアを詰めて避けられないようにしてからバグデスサンダーでじわじわと相手を攻撃していく。
キラビスラ
・スラッシュクロスを維持し、エリアを詰めてワイドスラッシュで殴る
・キラービーストになり、2~3ターンの間キラーテイルアローで殴る
・エレキクロスやチャージクロスなどで立ち回りながら溜めうちで殴る
一戦の中で以上の3点の中から選びながら戦う。
エアホイールで殴る
チップ「エアホイール」の特性「風系統の攻撃が1発当たるとエアホイールの攻撃数が1発増える」を活かし、エアホイールにトルネードやノイズストームを当てて相手に大きなダメージを与える。
逃げる
とにかく相手の攻撃に当たらないようにする。
バリア、インビジ、カワリミ、シールドやカワリミマジックなどで15ターン凌ぎ、与ダメージで少しでも上回って判定勝ちを狙う。
ココロバグで殴る
普通にチップを使うのではなく、ココロバグの特性「一定確率でフルシンクロ・怒りになる」を活かし、攻撃力が2倍になるタイミングでチップを使って高火力で殴る。
フォルダ構成は比較的攻撃用途のチップが増える。
その他の溜め撃ちを活かす
改造カードの溜め撃ちやクロスユニゾンの溜め撃ちなど。
殴って強いものもあればサポートとして使うためのものも。
○○の改造カードを使う
改造カードそのものがコンセプトになることも。特に25MB以上のネットナビの名を冠した改造カードを入れることで方向性が固まるものがあります。
速攻3~5ターンで決着を付ける
など。
まずはそんなところから練っていきます。
コンセプトが決まったら
次は改造カードの構築を考えます。シニアクラスルールのフォルダを組む場合は次の項目へ行きましょう。
ナビカスとの兼ね合いで調整していく必要がありますが、ナビカスと比較して自由が利かない部分が多いので、先に決めてしまいます。
「HPを盛る」「アタック、ラピッド、チャージレベルを上げる」「スーパーアーマーを付ける」「ココロバグ/ステータスバグを起こす」「メガフォルダ+1」「カスタム数を増やす」あたりはナビカスでも改造カードでもやりやすいので好みで調整しましょう。
参考:対戦初心者向けに ナビカスとか改造カードとか - エグゼのメモ帳
参考:よく使う改造カード - エグゼのメモ帳
「めっちゃ強い」の補足ですが、
・ナンバーズ:改造カードやナビカスで上げ辛いカスタム+1とギガフォルダ+1が入っていて低容量でほぼデメリットなし。ヤバい
・カカジー:チップリカバリー(30)に加え、溜め撃ちドールサンダーが非常に優秀、リスクの低めなエレキボディ付与、かつ低容量
・プラネットマン:マスターズの特徴であるステータスガードを付与できる、Bクラックシュート、HPも盛れてデメリットほぼなし
・サテラ:ナビカスで入れづらいエアシューズを超低容量で付与
・トトポール:チップリカバリー(40)は合計リカバリー1200、リスクの低めなファイアボディ付与、メガフォルダ+1が付いて低容量
と言ったところです。ただし"めっちゃ強い"のだけ入れてしまうとナンバーズ→プラネットマン→サテラ→トトポールorカカジーになってしまいコンセプトの崩壊に繋がりかねないので状況に応じて切り捨てましょう。
クロスユニゾンや獣化をせずに戦うコンセプトであれば、「ついでのココロバグ」も考えておきましょう。きっとあなたのワンチャンになってくれます。
ナビカスの組み方
「サポート系」「シールド/カワリミマジック」「ファーストバリア(10)」「スーパーアーマー」は改造カードに比べて入れやすいので、ナビカスでフォローされることが多いです。
シニアクラスルールの場合全てをカバーしなければなりません。HPを捨ててロックマンを強化したり、程々のHPと程々の強化にとどめたり、必要なバグを起こしたり、HP爆盛りにして相手を萎えさせてみたりなど。
参考:ナビカスタマイザー効率 - エグゼのメモ帳
参考:サポートプログラムとか - エグゼ大全(←この記事ではサポート信仰してるけどカードゲームで言う「手札」になるカスタム数も滅茶苦茶重要だから軽視しないでね)
バグに怯える人をちらほら見かけますが、起こして致命的な悲劇を招くのは「カスタムオープンバグ」とエアシューズを履いてない状態での「移動ヒビバグ」くらいで、他のバグは戦法に応じて意図的に起こすことが多いです。
HPバグもエグゼ6では比較的穏やかなので(それでもバグレベルが高くなると見過ごせるものではなくなりますが)あまり怯えすぎず、自分のものにしていきましょう。
フォルダの組み方
フォルダ作成を後回しにするのは、カスタム構成によってメガギガクラスの枚数制限が変わったり、カスタム数に合わせてコードを絞り込む必要があったりするためです。
まずはギガチップ
ダストバグデスならバグデスサンダーは確定。
サイトバッチは足りない能力をカバーしてくれたりアンインストールを食らった際のカバーに使えますが、火力不足が否めません。
コンセプト的にエリアを詰めることがわかっていればカーネルフォースやメテオナックルも視野。
困ったらグレイガ、ファルザー、フォルテが安定でしょうか。
ココロバグでの2倍ギガチップはあなたにワンチャンを掴ませてくれるかもしれません。
とりあえずカワリミとインビジ
超速攻のフォルダには入ってないこともありますが、よほどの速攻コンセプトでない限り相手の暗転チップや痛い溜め撃ちを食らわないようにカワリミとインビジが入ります。
欲を言えば3枚ずつ、必要がなければない分だけ減らしてみましょう。
メガチップとエリア合戦と攻撃/防御手段
メガチップの使いやすさと採用しやすさの兼ね合いを考えると
エレメント*>キラー*>ダブルビースト≧ブルースSPブラストSPグランドSPジャッジ*≧テング*グランド*≧ジャッジSPトマホークSPテングSPヒートSPハクシャクSPエレメントSPエレキSP
とかそんな感じでしょうか。
ダブルポイントやアタック+30、ココロバグで超強化したロールV3、ハクシャクSPあたりもかなり強いですが最近あまり見ないです。
また、メガクラスチップを少なめにして他のチップを充てることもあります。無理にメガフォルダ制限一杯まで入れてやりたいことをし辛くしてしまっては意味がありません。
その他、自エリアを維持するのかエリアを詰める必要があるのかによってスチール系の枚数も変わってきます。
エリアを詰められる=相手の勝ちパターンに嵌められるので、特にエリアの有無が関係しないフォルダコンセプトでも最低限エリア維持できるような構成が必要です。
空いたところにコンセプトを補強するチップを入れていきましょう。
スチールをガン積みしたり、バリアやリカバリーを入れたり、エアホイールやダメージソースにできるチップを入れたり、アンインストールを入れてみたりなどなど。
大体こんな感じの手順でフォルダの構築は進んでいきます。
ブログのフォルダ丸々コピペしました!って人も見かけますが、自力で組んだものでないと、どんなアビリティが付いていたかわからなくなったり主要チップの枚数や脇役チップの役割がわからなかったりすることがあるので、基本的には参考程度に眺めつつ自分で組みましょう。
ブログ記事のも完成形ではなく、みんなそれぞれ常に調整を行って少しずつ変わっています。あまり信用しすぎないようにしておきましょう。